おだやか村の年越し

2017謹賀新年

「おだやか家」はカズと私が2012年からここ相模湖で暮らしつつ営んできた「場」です。

ここに集う人が、自分らしさを発見し、共に学びあう仲間と出会い、新しい体験をし一緒に変化するプロセスを歩む、そんな醸しあえる場「発酵場」であれたらいいなと思って、カズと一緒にここでいろんなことをやってます。

そしてある時からこんなふうに思い始めました。

同じ思いを共有する仲間が、共に田畑を耕し、その苦楽、大変さも喜びも、その果実である食べ物も分かち合って一緒に生きていけたら。

従来の閉塞感を感じるようなコミュニティではなく、あくまで開かれた関係性。そんなコミュニティが育っていけば。そんなコミュニティが日本全国いたるところに生まれれば。

現代社会の重圧に押しつぶれそうな人たちにとって次なる生き方の選択肢になるんじゃないか。可能性はあるんだよ、大丈夫だよ、って感じてもらえれば。おだやか家がそんな場のひとつになっていけば。

そんなことを日々想いながら暮らしていたら、いつしかそれが現実のものに。心から信頼できる共に歩める仲間がおだやか家周辺に移住してきました。

そしてうまれた「おだやか村」。

そんな2016年の年越しは、みんなで力を合わせて収穫した蕎麦を脱穀し、粉にして、麺を打つ、というまた新しい体験をしようと集まりました。

私たち女性陣は、ちょうど前日に収穫した柚子を200個ほど(!)長く楽しめるように柚子茶や柚子味噌に加工。

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その間、男性陣は庭で手動で脱穀。製粉。

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そして日も暮れてきたころようやく蕎麦打ちスタート。

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実は、おだやか家をはじめた1年目、私たちは蕎麦をまきました。そして花が咲き、蕎麦の実がついたものの収穫時期を大きく逸してそのほとんどが爆ぜてしまうことに。

私は寒い冬に地べたに這いつくばってはぜた粒を探してとり、「もうこんな大変なこと絶対にやだ!カズ、蕎麦はもうまかないで!」って泣きながら文句を言ったことがありました。

そして5年目の今年、蕎麦をまき、例年よりずっとはやい積雪で茎がなぎ倒されたアクシデントがあったものの、みんなの力でみごと収穫。乾燥もうまくいき、先日は助っ人シュウジくんも手伝ってくれて脱穀完了。

あぁ、生れてはじめての手づくり蕎麦。まだまだ太麺の田舎蕎麦だけど、みんなの力をあわせた結晶。もう涙出るほど美味しい。

愛するおだやか村のメンバー。

種をまき、新芽に喜び、間引きして、白い花を愛で、嵐で倒れた茎を労り、収穫、乾燥、脱穀、粉引き、すべて手作業。

自然栽培のおだやか信州大蕎麦。

それを食す幸せ。
本当に贅沢な食、豊かな暮らし、大人の遊びだと思う。

そしてこれはふたりでは決してできなかったこと。仲間の存在があるからこその喜びです!この喜びがまた次へのパワーになる。こうして私たちは生きていくんだと思う。

毎日毎日が、「生きてる」って実感に溢れる暮らしがここにありました。

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