大蔵大根の寒さ対策

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カズからこの話を聞いた私は、ますます大蔵大根が好きになったのです。

大蔵大根は世田谷区大蔵の在来種。祖師ヶ谷大蔵とか砧公園のあたりですね。江戸時代に豊多摩郡、現在の杉並区あたりに住んでいた源内という農民が作り出した「源内つまり大根」が原種だそう。明治初期に、世田谷の大蔵に住んでた石井泰治郎という人が、当時練馬でよく作られていた「秋づまり大根」と、杉並でよく作られていた「源内つまり大根」を栽培してて、それらが自然に交雑し、そのなかから質のいいものを固定していった、とされる品種だそうです。

(以上、wikiとか種屋さんのサイトからかき集めた情報です!)

で、こういう野菜の品種のことを調べながらいつも思うんだけど、こういう情報、しかも個人名まで残ってるって古文書の存在のおかげなのかな、本当にすごいよねーと感心しちゃうんだ。

わかってるだけで江戸から繋がる品種であるこの大蔵大根。ご覧の通り円筒型。源内つまり、とか、秋づまりという品種名にもなっている「つまり」という言葉は、根の先っぽ、尻のほうまで丸く肥大し実が詰まってる、ってところからきた名前のようです。

まっすぐな円筒形はどこを切っても形が揃うから調理しやすいのよね。本当に甘くて辛くてすっきり瑞々しい、最高に美味しい大根です。それなのに、最近では栽培する農家さんも減っているそう。病気になりずらい、とか、抜きやすいとか、そういう理由で青首大根が主流になっちゃったんだって。うーん、もったいないなーって思う。

うちでは今シーズンから栽培をはじめた大蔵大根ですが、私の大のお気に入りになったので、今後、おだやか家の大根のメインはこれになるでしょうね(笑)

で、話を最初に戻しますが、ある寒い朝、カズと畑に行ったときに聞いた話。

大蔵大根は、成長してくると土中から白い部分が10㎝ほど盛り上がってくるんです。

大蔵大根

なのでこの露出した白い部分を寒さから守るために、大根は自分自身で葉を下に丸め始め、白い部分をすっぽり覆うようになるんです。

その姿がね、写真ではうまく撮れなかったんだけど、なんかふわーっとドレスを身にまとったマダムのようで、本当に美しく高貴な存在に見えたんです。そしてじわーっと感動しちゃって、ひとり涙ぐむ、みたいな(笑)

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もう本当に最近涙もろくて。。。

でも、いま主流になっている青首大根も同じように白い部分が露出するから、色素をため青くすることで寒さ対策をしてるらしく、そういう植物の智慧に毎回心が揺さぶられます。

まさに命の智慧、というか。

あぁ、今日は大根を語ってしまいました。冬には欠かせない存在ですね。

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