粕っぺチャーハン


今日のランチは「粕っぺチャーハン」
 
「かすっぺ」ってカワイイ言葉だよねー。醤油の諸味(もろみ)を搾った後、チョコレートのような平たい固形物として残る粕のことを、このあたりの皆さんは「かすっぺ」と呼ぶの。
 
圧搾後に残る醤油粕

 

味はちょっとしょっぱく苦味があり、そのままだとカラカラなので食べずらいけど、よさを引き出せばすごく美味しくなるよなーと可能性を感じる味。

なにより微生物や酵素はそのまま残る、捨てるなんてあり得ないほど貴重な存在。

そしてこの粕っぺ、利用方法はたくさんあると聞いてて、例えばぬか床に入れるといいとか、野菜の漬け床にいいとか、甘酒と混ぜると黒糖のようなあじわいになるとか、、、。

なんだけど、なんとなく今まで使いきれてなかった。

でも今年からおだやか醤油も仕込んでるわけで、来年からは粕っぺがたくさんとれるんだもん。もっと使いこなしていかないとね。

ということで、まずは簡単なこれ。

<粕っぺチャーハン>

★材料

玉ねぎ 中玉1/2個(みじん切り)
ほうれん草 3本(小口切り)
粕っぺ ひと握り
ごはん 三膳分ほど(温めておく)

菜種油

★作り方 

① フライパンを熱して菜種油をそそぎ、みじん切りの玉ねぎを炒める。

② しんなりしてきたら小口切りのほうれん草を加え炒め合わせる。

③ しんなりしてきたら50㏄程の水を注ぎ、粕っぺをひと握り加え全体を混ぜ合わせる。いったん火を止めてから温かいごはんを加える。余熱を使って全体を混ぜ合わせ、塩で味を調えたら出来上がり。

ということで、5分ほどでとっても美味しそうなものが出来上がりました!

ちなみに今日の味噌汁は、お椀に味噌をひとさじ、焼き海苔を刻み入れ、冷凍保存しているゆずの皮を千切りにして加え、そこに熱湯を注ぐだけの味噌汁。

さらに、チャーハンを食べるときに、柚子入りの醤油麹をちょっとかけて食べたんだけど、これが最高にあって泣くほど美味しかったです(^^)

この醤油粕、今や大手醤油メーカーの悩みの種だそうで。

圧搾技術が進んだことで、搾りかすに残る有効成分もほとんどなくなり、主に塩分と窒素分のみ。ということで、ほとんどが廃棄物処理業者に売られ、そこから家畜の飼料や燃料や肥料としてリサイクルされてるそうです。

でも、地域で搾った粕っぺは、巨大な圧搾機を使ったわけでなく、木製のふねと呼ばれる機械で搾ります。十分に搾ったとはいえ、まだまだ醤油の風味も旨みも残ってる。本当に、最後までありがたくいただきたい貴重品です。

大手メーカーも、大量生産大量消費の流れの中でちょっと足を止め、こんな素晴らしい副産物が処分に困るようなことにならないような工夫をすればいいのに。

むかしながらの圧搾具合に戻して、この粕をも消費者に還元するようなことを考えていけばいいのになー。日本の食文化って本当に奥深いものがあるのに、と思わずにはいられません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です